映画『インセプション』何度も観たくなる没入感クリストファー・ノーラン監督の最高傑作

映画好きを公言していると、いつも聞かれる質問があります。

「好きな映画は何ですか?」

この質問をされるたびに、いつも即答しづらいと感じます。

なぜなら質問をしてきた相手が「どんなジャンルの映画が好きなのか」によって、答えが変わってくるからです。

そんな中でも、これだったら間違いないと思う映画があります。

その映画は、クリストファー・ノーラン監督映画「インセプション」です。

今回は、映画「インセプション」について解説します。

目次

作品情報

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出典:https://eiga.com/amp/movie/54466/

キャスト

レオナルド・ディカプリオ、渡辺謙、ジョセフ・ゴードン=レビット、マリオン・コティヤール、エレン・ペイジ、トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、トム・ベレンジャー、マイケル・ケイン

あらすじ

人が眠っている間にその潜在意識に侵入し、他人のアイデアを盗みだすという犯罪分野のスペシャリストのコブは、その才能ゆえに最愛の者を失い、国際指名手配犯となってしまう。
そんな彼に、人生を取り戻す唯一のチャンス「インセプション」という最高難度のミッションが与えられる。
引用:映画.com

本作品は、2010年に公開されたクリストファー・ノーラン監督、レオナルド・ディカプリオ&渡辺謙共演による、SFアクション大作です。

当時、レオナルド・ディカプリオが大作映画に出るのは、タイタニック以来でした。

さらに渡辺謙さんのハリウッド進出作品ということで気になり、映画館まで観に行きました。

今のところ、この作品を超える映画と出会ったことがないので、僕の好きな映画No.1の作品です。

ここから先は《ネタバレあり》なので、気になる方は、まず映画を見てみてからご覧ください。

未だかつて観たことがない世界感

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出典:https://eiga.com/amp/movie/54466/

主人公のコブは、人が夢を見ている間に潜在意識から、貴重な秘密を盗み出すスペシャリスト。

夢の中にいる本人は、今見ている世界のすべてが夢だという事に気づきません。

この世界は夢の中なので、想像したすべてを具現化することができます。

階段を登ったと思ったら同じ場所に辿り着き、自分の周りのすべてを爆破させることも可能、地面が浮き上がり天変地異も起こせられます。

日常の世界ではあり得ない現象の数々を、見事な世界観で表現されています。

映画館で観た時は、観たことがない世界観に圧倒されていました。

CGではなくリアルにこだわるのが、ノーラン監督ならではの手法。

第二階層で描かれていた、ホテルの一室が回るシーンは、CGではなく実際に作られたものです。

映像を観るだけでも、充分な価値があります。

ラストが想像できないスリリングな展開

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出典:https://eiga.com/amp/movie/54466/

「インセプション」の映画の中でのルールについては、こちらの記事に分かりやすく書かれています。

第一階層の夢の世界で夢を見ると第二階層へ、第二階層の夢の世界で夢を見ると第三階層へ。深い階層になるほど時間の経過が遅くなる。夢から覚めさせるには、夢の中で死亡するか、「キック」と呼ばれる手法(詳しくは後述)が採られる。
出典:FILMAGA

映画を見ていると、今が現実なのか夢なのか、夢の何階層目なのか分からなくなります。

夢の中で夢に入り、何階層も落ちていく。

でも第一段階の夢では、海に墜落する寸前。

早く現実に戻らないと、死んでしまう。

初めてみた時は、ストーリー展開がまったく読めず、手に汗握る緊張感がありました。

考察飛び交うラストシーン

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出典:https://eiga.com/amp/movie/54466/

映画を見た人は、結局ラストはどうなったのか分からなかったと思います。

公開直後から、ネット上でも様々な考察が飛び交いました。

マイルス教授を演じたマイケル・ケインも、脚本を読んだ時に「夢なのか現実なのか分からない」と迷っていたそうです。

そんなマイケル・ケインに、監督は「あなた(マイルス教授)がいるシーンは現実」と話していたそうです。

詳しくは、こちらの記事をご参照ください。

【解説】『インセプション』あのラストの意味、マイルス教授がカギだった【ネタバレ】

このコメントが公表されるまで、監督はラストシーンが夢か現実かについては明確に公言していませんでした。

監督がインタビューで応えていた、一番大事なことは「主人公(コブ)はトーテムを見ていないこと」

現実か夢に囚われていましたが、それよりももっと大事な、目の前にいる大切なもの(子どもたち)を大切にできるようになったという意味だそうです。

ラストシーンがどうなったか、答えばかり気にしていた僕は、監督のコメントを見てさらにノーラン監督が好きになりました。

まとめ 

映画をあまり見てこなかった人、邦画しか興味が無かった人、すべての人にオススメしたい映画です。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

三浦誠大(みうらまさひろ)、Webライター。映画メディア「シネマライブラリ」、街コンジャパン「恋学」、その他転職メディアにて執筆中。 岡山出身、東京在住。某有名映画やドラマ、その他舞台演劇を中心に6年間の俳優活動を経験。年間最大200本映画鑑賞。俳優活動休止後、フリーターを経てフリーランスへ転身。

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