映画『3月のライオン(前編)』人生を賭けた将棋の世界の戦いに息をのむ

今回は、2017年公開映画「3月のライオン(前編)」を紹介します。

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目次

作品情報

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出典:https://eiga.com/amp/movie/83116/

監督・キャスト

監督 大友啓史
キャスト 神木隆之介、有村架純、倉科カナ、染谷将太、高橋一生、岩松了、甲本雅裕、板谷由夏、佐々木蔵之介、加瀬亮

あらすじ

幼い頃に交通事故で両親と妹を亡くし、父の友人である棋士・幸田に引き取られた桐山零。
深い孤独を抱えながらすがりつくように将棋を指し続けてきた零は、中学生でプロ棋士の道を歩みはじめる。
しかしある事情から幸田家での居場所を失い、東京の下町でひとり寂しく暮らしていた。そんなある日、和菓子屋を営む川本家の三姉妹と知り合った零は、彼女たちとの賑やかで温かい食卓に自分の居場所を見出していく。

引用:https://eiga.com/amp/movie/83116/

主人公、桐山零の家庭事情と支える人々

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出典:https://eiga.com/amp/movie/83116/

神木隆之介くん演じる主人公の桐山零は、幼少期に事故で両親と妹を亡くし、父の友人に引き取られるというところから物語はスタートします。

生きるために将棋をはじめ、生きるために将棋を極めてきた主人公のもとの集まる人々。

何かを目指し頑張っていると、気づけば自分は一人で生きているような気持ちになることってすごく共感できます。

自分は一人だと思っていても、必ず誰か支えてくれる大切な人がいるもの。

主人公を見ながら、自分以上に自分を大切だと思ってくれている人がいることを、大事にしようと思いました。

迫真の演技×音

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「将棋」という言葉の無い戦いを見ているだけなのに、武士が刀を振りかざし生命を賭けた戦いをしているような緊迫感があって、将棋のシーンを見ているだけでも面白いと思える演出に圧倒されました。

胃がキリキリするような緊張感、焦り、勝負が決まった瞬間。それを表情だけで魅せる俳優陣の迫真の演技がすごい。

鼓動を感じさせるようなドラムの音、喪失感を感じさせるようなピアノの音、雨の音、将棋を置く音、ちょっとした音の使い方が芸術的。

この演出を手掛けた監督と制作スタッフの方々のこだわりと熱量に感動しました。

キャラクター1人1人の人生の葛藤

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この映画に出てくるキャラクターひとりひとりが何かしら人生の問題を抱えていて、その「葛藤」が描かれています。

誰が悪いわけでもなく、人のせいにしたいわけでもない。「全部俺のせいかよー!」という主人公のセリフが印象的。

同じように叫びたくなることって、学生時代〜20代前半のときによくあったなと思いました。

「人のせいにするなよ!」と思うことを、もしかしたら「自分にも原因があったかもしれない」と思って、自分を変えて乗り越えたときに、大人としての成長がありますよね。

まとめ

見終わったあと「面白かったー!」と思わず声が出てしまいました。

この映画は前編・後編の2部作ですが、前編だけでも十分楽しめる内容です。

ここまで読んで頂き、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

三浦誠大(みうらまさひろ)、Webライター。映画メディア「シネマライブラリ」、街コンジャパン「恋学」、その他転職メディアにて執筆中。 岡山出身、東京在住。某有名映画やドラマ、その他舞台演劇を中心に6年間の俳優活動を経験。年間最大200本映画鑑賞。俳優活動休止後、フリーターを経てフリーランスへ転身。

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