今回は埼玉をディスりまくって話題になった、映画『翔んで埼玉』を紹介しようと思います。
作品情報
監督・キャスト
監督:武内英樹
出演:GACKT、二階堂ふみ、伊勢谷友介、ブラザートム、麻生久美子
あらすじ
埼玉県の農道を、1台のワンボックスカーがある家族を乗せて、東京に向かって走っている。
引用:https://eiga.com/amp/movie/89016/
カーラジオからは、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」に続き、DJが語る埼玉にまつわる都市伝説が流れ始める――。
その昔、埼玉県民は東京都民からそれはそれはひどい迫害を受けていた。通行手形がないと東京に出入りすらできず、手形を持っていない者は見つかると強制送還されるため、埼玉県民は自分たちを解放してくれる救世主の出現を切に願っていた。
現実とギャップのある世界観
この映画ではとある「都市伝説」として、さいたま県民と東京都民をものすごい格差で描かれています。
さいたま県民は「通行手形」がないと、東京に入ることすらできない。
どこかの王国のような貧富の差、同じ国でここまで発展途上の差があるわけないでしょと、ツッコミを入れたくなる世界観が最高です。
独特の世界観を創り出す最高のキャスティング
独特の世界観を確立するために選ばれたキャスティングも抜群です。
アメリカ帰りの転校生・麻実麗を演じるのは、GACKTさん。
「東京テイスティング」という瓶に入った空気を吸って、それがどこの空気か当てるゲームのシーンは、まさにGACKTさんが大活躍しているTV番組「芸能人格付けチェック」を彷彿させます。
かっこいいのに面白い。
生徒会・長壇ノ浦百美を演じるのは、二階堂ふみさん。
今まで見たことないような、二階堂ふみさんの強烈なキャラクターは必見。
野生生物がたくさん生息している、秘境の地である群馬にて捕まってしまい、危うく火あぶりにさせられるシーンが面白くて大好きです。
執事の阿久津翔を演じるのは、伊勢谷友介さん。
ハットに丸眼鏡の執事役が似合いすぎてかっこいい。
百美の妄想の中で、麗の穴という穴にピーナッツを入れようと迫るシーンは、なぜかエロチックで爆笑ものです。
とにかくディスられ続け、結果的に愛されるさいたま
「さいたまをそこまでディスる!?」というレベルのディスり具合がすごい。
・夏に行きたい都道府県→WORST.1
引用:https://eiga.com/amp/movie/89016/
・郷土愛 都道府県→WORST.1
・冬に行きたい都道府県→WORST.1
・海面漁業 漁獲率 都道府県→WORST.1
・貧乳 都道府県→No1
・経験人数 都道府県→WORST.1
・社長輩出率 都道府県→WORST.1
・総理大臣排出率 都道府県→WORST.1
ここまでWORST.1を羅列すると、逆にすごいですよね。
こっそり隠れているNo.1が、まさかの貧乳率というのも面白い。
映画の中でも最初から最後までディスりまくりでした。
これはディスりというより、愛されている証拠ですよね。
映画館でとなりの席にいた埼玉県民らしきお客さんが、大爆笑している姿が印象的でした。
まとめ
いかがでしたか。
岡山県民の僕としては、ここまで話題になることに、ちょっぴりうらやましさを感じました。
ディスられ愛されるさいたま県民のみなさまも、他県のみなさまも、映画を観て〇〇計画の一員となりましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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