僕は役者時代、華やかなステージに立つときもあれば、苦難に悩まされた時期もありました。
この映画を見た時に、自分と同じような経験をした主人公に共感し、涙しました。
今回は、そんな映画「劇場」についてのレビューをしようと思います。
作品情報
監督・キャスト
監督:行定勲
脚本:又吉直樹
出演:山﨑賢人、松岡茉優、寛 一 郎、伊藤沙莉、浅香航大、井口理、上川周作、大友律、三浦誠己
あらすじ
夢を叶えることが、君を幸せにすることだと思ってた—
演劇を通して世界に立ち向かう永田と、彼を支えたいと願う沙希。夢を抱いてやってきた東京で、ふたりは出会った。中学からの友人と立ち上げた劇団「おろか」で脚本家兼演出家を担う永田(山﨑)。しかし、前衛的な作風は上演ごとに酷評され、客足も伸びず、劇団員も永田を見放してしま う。解散状態の劇団という現実と、演劇に対する理想。そのはざまで悩む永田は、言いようのない孤独を感じていた。
そんなある日、永田は街で、自分と同じスニーカーを履 いている沙希(松岡)を見かけ声をかける。
引用:https://eiga.com/amp/movie/91527/
山崎賢人さんが演じるダメ男、又吉直樹さん原作作品ということで気になって観てみました。
映画の見どころ3点を紹介します。
どうしようもないのにほっとけない男、永田
夢を持ち突き進む主人公、永田。
自分には才能があると信じながらも、評価は得られず苦労を味わう。
地方から上京し、夢に向かって突き進んだ経験がある人なら、共感する人が多いんじゃないかと思います。
どうしようもないダメ人間なのに、どこか応援したくなる。
山崎賢人さんを起用した、監督のキャスティングも素晴らしいと思いました。
永田を信じ愛し続けるサキ
永田を応援し、すべてを捧げるサキ。
素直でまっすぐ過ぎる女性を演じる松岡茉優さんのかわいらしさが素敵でした。
繊細に描かれた数々の苦悩
東京で夢を追い続ける上での過酷さ。
彼女を喜ばせたいけど、貧乏で喜ばせられないみじめさ。
努力しても努力しても空回りで生気を失っていく。
彼女との衝突も増えていく。
「いつまで続くのだろう」と不安ばかりの日々。
恋愛経験のある人。
夢を追いかけた経験のある人。
東京へ上京したことがあるすべての人にとって、何かしら心に刺さる部分がある作品だと思います。
まとめ
観終わると、頑張ろうという気持ちにさせてくれる映画です。
ぜひ、鑑賞してみてください。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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